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 仕入・棚卸資産について

仕入代金を「買掛金」で入力した後に、値引きが発生しました。どう処理したらいいですか。
仕入の際の仕訳(仕入/買掛金)と反対仕訳になります。以下の仕訳で、減額分を入力いただくと、値引き分が、「仕入」と「買掛金」の科目残高から差し引かれます。
取引内容 借方 貸方
仕入の値引き(買掛) 買掛金 仕入
取引先に「売掛金」と「買掛金」があり、相殺されて入金された場合、仕訳はどのようになりますか。
「売掛金」と「買掛金」の計上は、それぞれ発生日に行い、「売掛金」の入金時に、「買掛金」と相殺して差し引かれた金額を「買掛金/売掛金」で記帳します。  
取引内容 借方 貸方
売掛金の入金 取引先○○ 普通預金 売掛金
買掛金と相殺 取引先○○ 買掛金 売掛金
海外から商品を輸入した際、商品代金以外にかかる費用や入国時にかかる関税、消費税などは、「仕入」の科目で処理してよいのでしょうか。
商品の代金のほか、送料、運送保険料、購入手数料、関税など、仕入れに付随した費用は、「仕入」で処理します。

消費税については、税込みで記帳するか、税抜きで記帳するか、選択した経理方式によります。消費税の課税事業者でない場合は、税込経理方式になりますので、「仕入」へ含めます。

※税込経理方式/税抜経理方式については、本書の「第3章 3.11 消費税の会計処理 」をご参照ください。

※年度末の棚卸で、仕入れた商品が在庫として残った場合、その評価額は関税や通関手数料などを含めた金額になります。

「期末商品棚卸高」を計算する際に、在庫の単価はどうやって決めたらいいですか。
商品を常に同じ価格で仕入れている場合は、年末在庫の単価もすぐに分かります。仕入値が変動している場合は、どの仕入単価で計算するかになります。

この計算方法には、大きく分けると、「原価法」と「低値法」があります。棚卸資産の単価の計算方法は、あらかじめ税務署へ、棚卸資産の種類ごとに届け出ることになっています。届出書を提出していない場合は、「最終仕入原価法」に従って計算することになります。「最終仕入原価法」は、期末に一番近い日に仕入れた単価で在庫金額を計算します。

棚卸資産の評価方法の詳細については、納税される税務署へお尋ねください。

税務署へ提出する届出書
たな卸資産の評価方法の届出書

国税庁/関連情報
棚卸資産の評価の方法
原価法
低価法
棚卸資産の取得価額に含める費用/含めなくてもよい費用

年末に棚卸をしました。仕訳帳へは、どのように入力したらいいですか。
棚卸を行ったら、 期末在庫の金額を、「仕訳帳」の「決算仕訳入力」から入力します。
取引内容 借方 貸方
期末の棚卸資産を計上する 棚卸資産 期末商品(製品)棚卸高
「買掛金」を支払う際、振込手数料が先方負担の場合は、どうやって仕訳したらいいですか。
振込手数料が先方負担ということは、 「買掛金」の中から振込手数料を支払うことになるため、仕訳は次のようになります。
  • 【仕訳例】買掛金が10万円、振込手数料400円の場合
    取引内容 借方 貸方
    買掛金の支払い(普通預金) 買掛金 99,600 普通預金 99,600
    振込手数料 ※先方負担 買掛金 400 普通預金 400

以上のように入力すると、振込手数料が先方負担であることが記帳内容から分かります。仕訳の勘定科目が共通なので、「買掛金 100,000/普通預金 100,000」と入力しても、帳簿上では同じ結果になります。

仕入があります。「青色申告決算書」の「売上原価」の部分へは、どうやって入力したらいいですか。
「売上原価」は、仕入れた商品の金額合計ではなく、売上金額に計上した商品の仕入額になります。そのため、「売上原価」は、次の計算式<仕入れた商品-売れ残った商品>で求めます。

売上原価=(期首在庫+仕入高)-期末在庫

「仕訳帳」へは、次の手順で入力します。

  1. 商品の仕入れは、「305 仕入」で入力していきます。
    ※「仕入があるバージョン」には、「仕入」の科目が初期登録されています。
  2. 【仕訳例】決算時 前年の在庫(棚卸資産)がある場合は、「決算仕訳入力」から「期首の棚卸資産を売上原価へ算入する」仕訳を入力します。  
    取引内容 借方 貸方
    期首の棚卸資産を売上原価へ算入する 期首商品(製品)棚卸高 棚卸資産
    次に、棚卸を行い期末在庫を計算して、同じく「決算仕訳入力」から「期末の棚卸資産を計上する」 仕訳を入力します。  
    取引内容 借方 貸方
    期末の棚卸資産を計上する 棚卸資産 期末商品(製品)棚卸高

以上の仕訳を入力すると、「損益計算書」の「売上原価」へ期首、当期、期末の仕入高、及び「貸借対照表」の「棚卸資産」へ期末の在庫金額が反映されます。

商品在庫の計算方法
12月31日時点の在庫を調べ(棚卸)、在庫金額を算出する場合、「棚卸資産の評価方法」によって、計算方法が違ってきます。
期末に一番近い日に仕入れた単価で在庫金額を計算する「最終仕入原価法」以外の方法を採用する場合は、確定申告の期限までに以下の届出書を税務署へ提出します。

税務署へ提出する届出書
たな卸資産の評価方法の届出書

国税庁/関連情報
棚卸資産の評価の方法
原価法
低価法
棚卸資産の取得価額に含める費用/含めなくてもよい費用

仕入れた商品を、家で使用しました。どう処理したらいいですか。
仕入れた販売用の商品を、家で使用した場合は、「売上」へ計上することになります。勘定科目は、「家事消費等」を使用して(売上へ)計上します。

家事消費額の算定方法は、<仕入金額>または<販売価格×70%>のいずれか高い方の金額になります。

仕訳は、次のようになります。仕訳パターンの設定/売上・入金の区分に初期登録されています。   
取引内容 借方 貸方
販売商品を家で使用した 事業主貸 家事消費等
※以上の仕訳例は、消費税を「税込経理方式」で記帳している場合に限られます。

国税庁/関連情報
No.6317 個人事業者の自家消費の取扱い(※消費税)
たな卸資産等の自家消費の場合の総収入金額算入
仕入れた商品を破棄しました。どのように記帳したらいいですか。
仕入れた商品を破棄した場合は、「仕入」から差し引く仕訳を入力します。金額は、<仕入金額×破棄した数量>になります。

初期登録の勘定科目で入力する場合は、「雑費」になります。破棄した金額を、雑費と分けて管理する場合は、経費の科目へ「商品破棄損」などの科目名にて、追加をしてください。
勘定科目の追加方法は、コチラのページをご覧ください。

以下の仕訳を入力すると、「仕入」から破棄した商品の金額が除かれます。   
取引内容 借方 貸方
商品を破棄した 商品破棄損 仕入
※以上の仕訳例は、消費税を「税込経理方式」で記帳している場合に限られます。